顕微鏡が欲しい。そう思う30台男性はどの程度いるのだろうか。少ないだろう。コアに違いない。
この記事はコアな人専用に書くことにする。
一般大衆はお引き取り下さい。関係者のみ読み進めて下さい。
自分は病理検査結果を確認するために手に入れたいと考えた。そして手に入れた。その経過を記しておきたい。
光学顕微鏡は40倍から2,500倍程度の倍率で観察する器具である。低倍率はさりとて、高倍率での観察は光が重要である。また、長時間の観察に耐えられるには単眼はあり得ず、双眼顕微鏡が求められる。
倍率の変化も頻回に行う観察を行うため、倍率はレボルバーで変えられるタイプである必要があった。対物レンズはJISやDINで規格化されているため、あまり拘らなかった。接眼レンズを変えることはないので10倍があれば十分と考えた。
あとはステージの安定性と上下動のスムーズさである。ぶれては観察にならない。
また、一人で結論付けられるものではないので、カメラで撮影できることも必須と考えた。
さて、求められる顕微鏡に具備される要件は以下の4つと定まった。
1.双眼
2.レボルバーで対物レンズが変わる
3.ステージが安定している
4.カメラで撮影できる
要件は分かったが、ぱっと調べると随分高額である。顕微鏡の4大メーカーである、オリンパス、ニコン、カールツァイス、ライカは高すぎる。上記を具備した顕微鏡は楽に100万円を超える。そんな金はない。
予算は2万円程度かなと考えていた。となれば中古を選ぶしかないと考えて、ヤフオクを調べた。ヤフオクには古い顕微鏡は多数あったが、かなり古い。30年くらい経過していそうなビンテージ品が主流である。ま、消耗するものではないので見えるのだろうけど、カメラで撮影できるものはわずかであった。そして例外なく高額である。
ヤフオク諦めよう。そう決めた。
ヤフオクの次はebay、alibabaである。海外から輸入しよう。
3時間くらい調べまわったところ、alibabaにはいいものがなく、ebayで興味を惹かれる顕微鏡が見つかった。
USAから輸入する品で、送料は4,000円程度。見た目が同じような製品がいくつもあるのでOEM製品なのであろう。顕微鏡の世界なんてそんなに選択肢ないだろうと思い、メーカーは拘らないことにした。価格は4万円程度。やや予算をオーバーするが、カメラもついていてこの値段は破格であるらしい。それにしても、新品がヤフオクの中古品よりずっと安いとは。ネットで検索できて手に入れられることに感謝の念を感じえない。
さて、写真を載せたいが載せ方が分からない。1枚しかブログにつけられないのかな。
写真添えられないから記事を終えます。届くのは7月後半とのこと。しっかり勉強しようと病理の本を4冊Amazonで買いました。日々精進、日々是決戦です。