どうもこんにちは。きたのたぬきです。醍醐味って、醍醐っていう食品の味のことです。食べたくないですか?
牛乳煮詰めて進化
牛乳を煮詰めると、もちろん徐々に濃ゆくなってきます。どんどん水分が蒸発して失われると油脂分が濃厚に残ってきます。
牛乳→ヨーグルト→バター→チーズ
みたいな流れは日常目にするのでわかりやすいですが、別のルートもあるんですね。
Places
それが、
牛乳→酪(らく、ヨーグルトのこと)→蘇(そ)→生酥(なまそ)→熟酥(じゅくそ)→醍醐
という順番です。出世魚みたいですが、どういう風に進化するかというと牛乳煮詰めるだけです。どのくらい煮詰まったかで名前が変わります。
煮詰まってくるとだんだん、硬くなってきます。それとともに、牛乳の甘さが濃縮されてくるのです。平安時代にはこの”牛乳煮詰め最終形態”である醍醐が、唯一の甘味であったと聞いたことがあります。予備校の古文の授業で先生が教えてくれたのですが、それを聞いてから醍醐が食べてみたくて仕方ありませんでした。悠久の時を超えた甘味が、牛乳煮詰めるだけで食べられるなんて考えただけでもワクワクします。
People
で、醍醐なんですけど、これ通販で買えるんです。平安時代に高貴な人々のみが食を許された超高級食品がクリックカチカチで買える、何ならリンクも貼っておきます!夢のある話が80gで1080円らしいです。味は、噛めば噛むほどほんのり甘く、食感は固くてサクサクしたチーズっていう感じでした。まぁ、平安時代の食べ物を食べるっていう夢の話であって、醍醐がおいしいかどうかは問題ではないのです。と書くとおいしくないようですが、そうではなくて、甘さもほんのりだし、控えめなのでパンチはないんですよね。牛乳の風味も消えてるくらい煮詰まっているし。それが醍醐っちゅうもんです。
この記事は以上です。ではまた。
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